0から解説!スレート屋根の特徴とメンテナンス方法を解説!
2019.02.27up!! 屋根工事

住宅地を歩けばあちこちで見かける平べったい板が使われている屋根。今や定番となっている『スレート』という屋根材です。
瓦屋根からスレート屋根へ葺き替えを検討されている方、スレート屋根の特徴やメリットデメリットを知りたい方に、
今回はスレート屋根の特徴やメンテナンス方法を解説します。

スレート屋根は安価さ、軽さ、豊富な色が特徴!

スレートにはいくつか種類がありますが、一般的に使用されているものは『化粧スレート』という「カラーベスト」、「コロニアル」、「スレート瓦」と呼ばれるものです。
現在日本で最も普及率の高い屋根材で、新築時に特別指定していなければスレートが使われているのではないでしょうか。
そんなスレート屋根は、重量がおよそ瓦の半分以下と軽く、施工がしやすいことが特徴です。
施工方法もシンプルなため、完成が早く、工事費用も安価です。
また、色が24色以上あり、仕上がりはすっきりとシンプルなので和風にも洋風にも無難に合わせることができます。

スレート屋根のメンテナンス方法

1.割れなどの破損

強風でものが飛んで来たり、落雷などでスレートが割れてしまうことがあります。
築10年以内であれば、屋根材が割れていても、すぐに雨漏りにつながることは稀ですが、雨水はその割れた部分から内部に侵入してきます。
内部に侵入してきた雨水を長期間放おっておくと、屋根の下地を傷ませてしまうことから始まり、結果的にはお住まい全体の劣化につながることもあります。
そうなるとたった1 枚のスレートの割れから始まったものが、結果的にお住まい全体のトラブルとなり、施工の規模が大きくなり、多額の出費へと繋がります。
そうならないためにも、定期的に点検をし、気がついたら応急処置、そして完全な修理を行いましょう。

2.棟板金の破損

屋根は常に自然の過酷な環境に晒されている状態で、お住まいを守ってくれています。
しかし台風などの強風や暴風雨などにより、時間経過とともに劣化が進んでしまいます。
棟板金と屋根をつなぎとめている釘が、こうした雨風によって徐々にダメージを受けて、緩んだり外れたりしてしまいます。
棟板金が外れて、強風などにより折れ曲がってしまうと、その晒された部分に雨水が侵入してしまい、屋根の内部を傷める原因となってしまいます。
そうなると屋根全体の腐食につながり、結果として雨漏りなどの症状へと発展していってしまいます。
そのような腐食や雨漏りを未然に防ぐためにも、まずは点検して、現在の屋根の状態がどうなのかをしっかりと知ることをオススメします。

3.屋根塗装

家の外観はとても大切な要素のうちの一つですよね。屋根の塗装が剥げていたり、色褪せてしまっていたりしまうと、お住まい全体が汚らしい印象になってしまいます。
しかし、それだけではありません。塗装の剥がれや色褪せは、そこからサビ付いてしまって、ひどい場合は穴があいてしまったりなど雨漏りへとつながることがあります。
屋根塗装によってスレート自体の強度が高まることはありませんが、外観を美しくみせて、お住まいの印象を良くする為にも、屋根塗装を行うと良いでしょう。

4.カバー工法

カバー工法とは、もともとある屋根材の上から、新しい屋根材を被せる工事のことをいいます。
今葺いてある屋根材が波形スレートであったり、下地の劣化が激しく進んでいる場合は、施工することができません。
しかし、カバー工法ができる状態の屋根であれば、元ある屋根材の上から葺くわけですから、廃材が出ることがなく、撤去費用や廃材処理費などがかからないため、費用を安く抑えることが可能です。
カバー工法を行った後は、屋根が二重になっている状態のため、その後の葺き替え工事や解体をする時には、屋根材撤去費用が通常の倍以上になってしまうこともあります。
カバー工法の次の工事は葺き替えになってしまうため、カバー工法を検討されている方はリフォームのプロに相談してみることをオススメします。

5.葺き替え(撤去有り)

今ある屋根材を撤去して、新しい屋根材にする工事のことをいいます。
また、屋根材だけでなく、水を逃がす為の板金部分も交換し、雨漏りの原因となる野地も確認して補修することができるため、一度工事すると耐用年数期間は問題なく過ごすことができます。
初期費用やメンテナンス費用も検討し、リフォームのプロへどのようなプランが良いか相談してみることをオススメします。

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