雨が降ると天井から雨漏りがする。そんなときはなるべく早く対処しないと雨水がお住まいの内部に侵入し、内部の腐食が進んでしまう可能性があります。
何が原因で雨漏りになってしまったのか、どんな応急処置ができるのか。一時的なものではありますが、ご自身での応急処置ができる場合もあります。
この記事では、雨漏りが発生した時の応急処置と雨漏りの原因について解説します。
室内で行うべき雨漏りの応急処置として、まずは室内を雨水で汚さないためにも新聞紙や雑巾を雨漏り箇所の下に敷き、バケツなどを置いて床を濡らさないようにしましょう。
バケツだけでは、雨水が落ちた時に、溜まっている水が跳ねて周囲を濡らしてしまう可能性があるので、新聞紙や雑巾など水分を吸収できるものを敷いておきましょう。
雨漏りには様々な原因があるため、正確な原因を特定する為にはプロに調査をしてもらう必要があります。
しかし、恐らくここだろうと目星がついている場合、簡単にできる応急処置としては防水テープを貼ることを試してみてもいいかもしれません。
雨漏りの原因となっている箇所のホコリなどを拭いて、そこに防水テープを貼ることで多少は雨水の侵入を軽減できるかもしれません。
外壁に亀裂が入っており、そこから雨水が侵入して雨漏りになるケースがあります。
雨漏りだからといって屋根だけを気にしてしまうと、雨漏りの原因を特定することができません。
雨漏りが発生している場合は、屋根と外壁の両方を調査する必要があります。
また、屋根の経年劣化によって雨漏りの原因となるケースもあります。
例えば屋根材の下にある防水シートに亀裂や破損が生じてしまい、そこから屋根材を通じて雨水が侵入し、雨漏りの原因となるケースがあります。
この場合は、屋根材に問題があるのではなく、防水シートに問題があるため、そこを取り替えない限り、雨漏りがなくなることはありません。
防水シートは雨漏りを防ぐ上での最後の砦の役割を担っているので非常に重要です。
また、屋根の経年劣化によって屋根材のズレや破損が生じている場合があります。
屋根材のズレや破損によって生じた隙間から雨水が侵入し、雨漏りに至るというケースです。
この場合は、業者に相談して、しっかりと雨漏りの原因がどこにあるのか、どのような対処ができるのかを相談してみる必要があります。