雨樋の掃除のやり方は?初心者でも安心の雨樋清掃方法を解説!
2019.03.28up!! 雨樋工事

雨が降った時に屋根に溜まった雨水を集めて、地上に流すための設備が雨樋であり、お住まいには欠かせない大切な役割を担っています。
「軒樋」が雨水を受けやすいよう軒先に水平方向に設定されているもので、それに対して「竪樋」と呼ばれる垂直に設定され円筒状か角形になっているものがあります。
軒樋を通じて竪樋へ雨水が地上へ流れていくという仕組みが雨樋です。
雨樋の仕組みがなければ、軒先のあらゆるところから雨水が流れ出してしまい、軒下を傷めてしまったり、水たまりができてしまったり、敷地内の地盤に影響が出たりなどといったことが起こります。
そのようなことが起こらないように、雨樋は雨水を集めて地中もしくは雨水用の下水管に流してくれる働きを担っています。
そのような重要な役割を持っている雨樋ですが、枯れ葉やごみなどで雨樋が詰まってしまうことがあります。
そのまま放置しておくと、詰まったものの腐食が進んでしまい、雨水が詰まるだけでなく、雨樋の劣化に繋がってしまい、最終的には雨樋の破損につながる恐れもあります。
この記事では、雨樋の破損につながる前に、雨樋の清掃方法を知って頂き、ご自身でもできる雨樋の掃除の仕方を解説します。

雨樋の清掃方法

1.雨樋を掃除する

まずはじめに軒下の横に伸びる雨樋から掃除をしてみましょう。
落ち葉やゴミが溜まってないか、全体を見渡して確認します。溜まっている箇所があればほうきやトングで取り除きます。特に竪樋との接合部の網を塞いでしまうほどゴミが溜まっている場合は、そこから雨水が溢れてしまうので、綺麗に掃除をしましょう。

2.勢いよく水を流す

ホースなどがあれば接合部から勢いよく水を流してみましょう。軽い詰まりなら雨水では流れなかったゴミが流れて、詰まりを解消することができます。

3.竪樋を外す

それでもなかなか水の流れが改善されない場合は、竪樋の詰まりが原因となっている可能性があります。竪樋の固定金具を外して、竪樋の下の部分を少し持ち上げると、サイズの異なる筒状の竪樋が被せてあることがわかります。これをもう少し持ち上げると竪樋が外れます。この時、勢いよく持ち上げてしまうと雨樋との結合部の破損につながるのでゆっくりとも仕上げ得て、被せてあるギリギリのところですぐに外しましょう。

4.軽く叩いてみる

詰まっていそうな部分を外から軽く叩いてみるのも効果的です。叩いた振動で詰まっていたゴミと水が一気に出てくることがあります。あまり力を入れて叩いてしまうと破損につながる恐れがあるので軽く叩いてみてください。上部50cmまでのところにゴミが溜まってしまっているこ場合が多いです。

5.棒を差し込む

上下から長い棒やトングなどを差し込んでみてください。届く範囲に詰まりの原因があれば、一気に流れて解消される可能性があります。長くて硬い針金などがあれば、ゴミを絡め取ることも効果的です。先端に布やスポンジをしっかりと巻き付けて、反対側を竪樋の上部から差し込みます。針金が下から出るまで下ろしたところで、その先端を引っ張ることでゴミを絡め取ることができます。

6.専門の掃除器具を使用する

なかなか改善されない場合は、専用のパイプ掃除器具を使って掃除をしてみましょう。ブラシの付いたワイヤーなどといったお掃除グッズがホームセンターなどで販売されています。大きな詰まりが取れたら、ホースなどでパイプの内側に付着している汚れなどを綺麗に洗い流しておくと良いでしょう。接合部の網に破損がないかを確認し、もし破損箇所があれば新しいものに交換しておくだけでも根詰まりの防止には効果的です。

高所での作業も伴うので、安全に十分配慮した上で掃除を行ってください。作業が困難だと感じたら、専門の業者に相談して、修理を依頼するようにしましょう。

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